≪1999年1月～3月≫

1999年 3月

3/29	LIFFEとLondon Clearing Houseが、ジョイントベンチャーの設立を発表。新会社は、LIFFEとLCHの業務を統合したサービスを法人に対し提供する。
	ユーロ建国債を扱う電子取引システムEuroMTSが始動。イタリアの債券取引所MTSが75％が出資、当初は仏・独・伊のユーロ建国債を扱う。
3/25	LIFFE、LIBORを指標にした円短期金利先物取引を開始。
3/21	イタリア第3位の銀行、UniCredito ItalianoがBanca Commerciale Italianaの買収計画を発表。
3/9	ロンドン・ドイツ両証券取引所、単一取引所を目指した制度調和案を発表。
3/8	オランダのフォルティス、アメリカン・バンカース・インシュランス・グループを買収。
3/5	ABN AmroがBanca di Romaと提携、Banca Nazionale dell'Agridulturaに対する支配権の強化が目的。
3/3	クレディ・スイス、他の運用会社のファンド500本以上をインターネット上で販売するサービスを開始。

1999年 2月

2/25	LIFFE、組織改革案を採択、会員権と取引所への出資を分離。
2/24	スイス生命、フランスの中堅保険会社ロイド・コンチネンタルを買収。
2/23	スイス生命、ゴッタルド銀行を買収。プライベート・バンキング部門を強化。
2/22	独コメルツ銀行、ヒポ・フェラインス銀行から、投信会社ADIG株式を買い取り、ADIGを傘下に。ADIGはドイツ第4位の運用資産規模を持つ。
	スウェーデン最大の保険会社スカンディアとノルウェー最大の保険会社ストアブランドが、損害保険部門を分離、合弁損保会社を設立する事で合意。
2/19	LIFFE、Euro Libor3ヶ月先物契約をEuribor3ヶ月先物契約に転換する措置を、希望する投資家に対して実施。
	UBSとスイス生命、95年から結んでいた資本・業務提携を解消。
2/18	オランダの保険グループ、エイゴン、アメリカの保険会社トランスアメリカを買収。資産総額で米国第3位、時価総額で世界第3位の保険グループが誕生。
2/15	クレディ・スイス・グループ、米国資産運用会社ウォーバーグ・ビンカス・アセット・マネジメントを買収。
2/10	ヨーロッパ議会、非居住者の利子所得に対して20％の源泉課税を行うことを決定。
2/9	米モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター、スペイン大手証券会社ABアセソレスを買収。
2/1	フランス保険最大手アクサ、英国総合保険ガーディアン・ロイヤル・エクスチェンジを総額約33億ポンドで買収すると発表。アクサ・グループは総合保険の分野で英国第3位、損害保険ではドイツ第2位に。
	フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラルとパリバが合併で合意。新会社名は「SGパリバ」、資産総額で世界第3位の銀行が誕生へ。

1999年 1月

1/28	パリ証券取引所とスイス証券取引所、包括提携で合意。共通会員制度や二市場間での電子取引を計画。
1/27	米国CBOTのメンバー、Eurexとの提携中止を議決、決定。
	Matif、新商品計画を発表。2月5日に取引を開始するEuro Notional futureとEuro 5-year contractの基礎国債に、フランスとドイツの国債の両方を用いる。
	LIFFE、MSCIが新たに発表したMSCI Euro IndexとMSCI Pan-Euro Indexに基づくフューチャーズとオプションの上場を発表。
1/15	スペインの銀行最大手サンタンデールと第3位セントラル・イスパノが合併を発表。新会社「サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行」は総資産額300億ドル超のユーロ圏第8位の銀行になる。
1/7	欧州中央銀行（ECB）、金融調節開始。
1/1	欧州単一通貨ユーロ導入。