≪2000年1月～3月≫

2000年 3月

3/28	ドイツ取引所、2000年7月までにIPOを実施することを発表。
3/24	国際的な証券取引決済機関ユーロクリア、フランスの決済機関シコバムと2000年の6月を目処に合併することを発表。
3/20	パリ、ブリュッセル、アムステルダムの3証券取引所、合併計画を正式発表。8月に合併作業を終了、新会社「ユーロネクスト」を設立し、年内に株式を上場する予定。
3/15	ロンドン証券取引所、会員証券会社による特別総会にて株式会社化を正式に決定。将来的には上場も視野に入れる。新社名は、「ロンドン証券取引所PLC」。同時に、上場審査などの公共性の高い業務は、金融サービス機構（FSA）に移管される。
3/9	ギリシャ、欧州通貨統合への参加を申請。承認されれば、12カ国目の参加国となる。
	ドイツ第1位のドイツ銀行と同第3位のドレスナー銀行、2000年7月をめどに合併することを発表。実現すれば、総資産は132兆円で世界最大級となるはずであったが、4月に計画を断念。
3/7	スペイン第2位の銀行BBVA、国内最大手通信会社のテレフォニカと共同で、ダブリンのオンライン専門銀行、First-eを買収。買収金額は2.9億ユーロ。
3/6	北欧最大の金融機関メリタ・ノルドバンケン、デンマーク第2位の銀行ウニダンマルクと合併することで合意。
3/1	オスロ証券取引所、2001年1月を目処に株式会社化する計画を発表。

2000年 2月

2/24	ロンドン証券取引所、2000年10月にも、運用成績が株価指数に連動する会社型投資信託を専門に扱う新市場「エクストラマーク」を設立することを発表。
2/21	英国保険大手CGUとノーリッチ・ユニオン、合併合意を発表。新会社名は「CGNU」で、英国最大、総資産では欧州第4位の総合保険グループが誕生する。
	ドイツ銀行、AOLヨーロッパとドイツのソフト会社大手SAPと包括提携すると発表。欧州における金融ネット取引の主導権を握るのが狙い。
2/17	欧州初のインターネット専門モーゲージ貸付銀行、Europeloan、スウェーデンにて営業を開始。
2/11	英国大手ナショナル・ウェストミンスター銀行を巡る買収合戦、スコットランドの中堅銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの買収案をナットウエストが受け入れる形で終結。買収が実現すると英国第3位の銀行になる。
2/8	ロンドンとストックホルムで取引所を運営するOMグループとモルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター、世界で初の個人投資家向けのグローバルな電子証券取引所「ジャイウェイ」を設立することを発表。

2000年 1月

1/28	イタリア証券取引所、3月上旬をめどにヨーロッパの証券取引所で初めて時間外取引に乗り出すことを発表。当初は20時半までで、およそ2ヶ月後に22時半まで延長する予定。
1/18	世界最大の金融機関シティグループ、シュローダーの投資銀行部門を13.5億ポンドで買収すると発表。買収は、全額現金で行われる。
	ポルトガル大手のエスピリント・サント銀行とポルトゲス・デ・インベスチメント銀行が合併を決定。実現すれば、国内リテールシェアの25％近くを占める国内最大クラスの銀行となる予定だったが、3月末に実行を断念。
1/13	オランダ大手金融機関INGグループの資産運用子会社INGインベストメント・マネジメント、ING傘下のベルギー大手銀バンク・ブリュッセル・ランベールの資産運用会社と合併すると発表。ベネルクス地域で最大級の資産運用会社となる。
1/11	北欧最大の金融機関メリタ・ノルドバンケン、フランスのソシエテ・ジェネラルからバルト地域（ラトビアとリトアニア）の支店網を一括して買収することを発表。
1/5	アイルランド証券取引所、2000年半ばまでにドイツ取引所の電子取引システム、クセトラを導入することを発表。
1/1	ドイツ取引所の決済機関とセデル・インターナショナルが合併。新会社の名前は「クリアストリーム」。