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資本市場の主な出来事
欧州市場 2012年7月~9月
2012年 9月
28日 英FSA、LIBORの改革について最終提案を公表。最終提案は、規制の見直し、機構改革、LIBORの仕組みの改革、即時に必要な改革、国際的な協調の5点について合計10項目の提案から成る。
18日 英金融サービス機構(FSA)、金融サービス法案(The Financial Services Bill)のコンサルテーションを公表。金融監督体制の変更とマクロプルーデンス規制の強化において、金融安定委員会に与えられる政策ツールに関する内容。
13日 スペインにおいて金融セクターの健全化・改革を柱とする金融機関再建・破綻処理法が賛成多数で可決。
 
  ロシア中央銀行、政策金利を0.25%引き上げ、8.25%にすると発表。ロシア中銀の利上げは1年4カ月ぶり。
12日 欧州委員会、ユーロ圏27カ国におけるECBへの銀行監督一元化の提案を公表。欧州議会および連合理事会に対して2012年末までの採択を求め、2013年からの実施を提案。
 
  ドイツ憲法裁判所、欧州における債務危機に対応するESMおよび財政協定の批准を認める判断を行う。
6日 欧州中央銀行(ECB)、ユーロ圏諸国の国債を買い入れるプログラムを発表。償還期間が1~3年の国債を無制限で購入する仕組み。
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2012年 8月
30日 英バークレイズ、最高経営責任者(CEO)にリテール部門責任者のアントニー・ジェンキンス氏が就任することを発表。LIBORの不正操作を受け、7月2日にマーカス・エイジアス会長が退任している。
22日 ロシア、世界貿易機関(WTO)に加盟。
20日 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、ロンドンでデリバティブ取引所の開設を計画していることを発表。
13日 スイスのプライベート・バンクであるジュリアス・ベア(JB)、世界最大のウェルス資産を誇るバンク・オブ・アメリカ(BofA)から米国外ウェルスマネジメント部門を買収することを発表。BofAにおけるノンコア・ビジネスの整理とJBによる海外展開強化が背景。
10日 英国財務省、LIBORの改革に関するペーパーを公表。LIBOR算出の仕組みに問題があったことを指摘し、改革のオプションとして既存の枠組みの改善と、LIBORに替わる指標についてそれぞれ提言。
1日 英国財務省、金融持株会社、投資会社、保険会社等の破綻対応に関するコンサルテーションを公表。
 
  フランス、株式の取引に税を課す金融取引税(FTT)を導入。
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2012年 7月
31日 国際決済銀行(BIS)と証券監督者国際機構(IOSCO)、システム上重要な市場インフラ(FMIs)の再建と破綻対応に関するコンサルテーションを公表。
27日 EBA、金融機関の報酬規制に関するガイドラインを公表。金融機関は自国の当局に対し、毎年6月末までに100万ユーロ以上の報酬を受け取る職員の情報を提供。
25日 欧州委員会、LIBORを含むベンチマークの操作を市場濫用指令(Market Abuse Directive)とするプロポーザルを公表。
13日 格付会社ムーディーズ、イタリアの長期債務格付をA3からBaa2に二段階引き下げたことを発表。
11日 欧州銀行監督機構(EBA)、EU全体で総額944億ユーロ(27行)の資本調達が必要であることを発表。
5日 欧州議会、欧州域内のインフラ整備のため企業が発行する債券にEUが保証をつけるプロジェクト債を導入することを承認。
4日 欧州理事会、EUのOTCデリバティブ規制法案(European Market Infrastructure Regulation、EMIR)を公表。セントラル・カウンター・パーティにおける清算と報告義務(金融機関のみ)から構成。
3日 アイルランド、5億ユーロの3カ月物証券を発行すると発表。同証券の発行は2010年9月以来。
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