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資本市場の主な出来事
米国市場 2003年10月~12月
2003年 12月
12/22 米地銀のプロビデント・フィナンシャル・サービシズ、ファースト・センティナル・バンコープを約6.42億ドルで買収すると発表。ニュージャージー州第8位の銀行となる。
12/18 NYSE、最高経営責任者(CEO)に証券大手ゴールドマン・サックスのジョン・セイン社長兼最高執行責任者(COO)が就任することを発表。
 
ミューチュアル・ファンドの不正取引が指摘されていたアライアンスキャピタル、同事実を肯定も否定もせず2.5億ドルを支払うことでSECと和解。
12/17 SEC、NYSEのガバナンス改革案を承認。NYSEは、(1)取締役会の人数を減らすと共に経営陣、会員、上場企業から独立した者で構成し、(2)会員、機関投資家、上場企業から成るアドバイザリー・ボードを設置し、(3)社外取締役から成る4つの委員会(指名&ガバナンス、人事&報酬、監査、自主規制機能の監督&予算)を設置する。
12/16 SEC、ミューチュアル・ファンドに対するコンプライアンス規則を採択。ミューチュアル・ファンドとその投資顧問会社は、コンプライアンスの方針および社内手続を定め、チーフ・コンプライアンス・オフィサーを指名することが義務付けられる。
12/3 米国最大の公務員年金基金のカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とその取引業者(スペシャリスト)に対し、スペシャリストによる不正行為およびNYSEの監督責任について民事訴訟を提起。
 
  チャールズ・シュワブとサウンドビュー・テクノロジー・グループ、投資銀行ペルセウス・グループとの業務提携を発表。
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2003年 11月
11/19 チャールズ・シュワブ、機関投資家にリサーチを提供している証券会社サウンドビュー・テクノロジー・グループを約3.25億ドルで買収すると発表。買収後はシュワブ・サウンドビュー・キャピタル・マーケッツと名称を変更し、投資銀行業務から撤退する。
 
  SEC、指名委員会による取締役候補の指名手続に関する情報開示規則を採択。上場会社は、指名委員会の有無、取締役候補の選定方法や基準、株主が提案した候補者を検討したかどうか、長期保有株主の提案を拒絶した事実等を開示しなければならない。
11/14 SEC、アナリストの中立性問題で包括的和解に合意した大手証券会社各社による独立系リサーチ会社の選定やレポートの売買契約等を監視するコンサルタントを発表。
11/4 SEC、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック・ストック・マーケットのコーポレート・ガバナンスに関する新上場基準を承認。
 
  オンライン証券チャールズ・シュワブの運用子会社チャールズ・シュワブ・インベストメント・マネジメント、仏保険アクサ傘下のアクサ・ローゼンバーグから米国ミューチュアル・ファンド事業を譲り受け、新ブランド「ローダス・ファンド」で提供すると発表。アクサ・ローゼンバーグは引き続きサブ・アドバイザーとして運用に関与。
11/3 全米証券業協会(NASD)、証券会社がミューチュアル・ファンドを販売する際に取引量に応じて販売手数料を割引く制度(ブレークポイント・ディスカウント)が適切に運用されてこなかったことについて、証券会社450社に顧客への通知等を義務付け。
 
NASD、傘下のアメリカン証券取引所(AMEX)を同取引所の会員で構成されるアメックス・メンバーシップ・コーポレーションに売却することを発表。
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2003年 10月
10/28 米国証券取引委員会(SEC)、パトナム・インベストメント・マネジメントのポートフォリオ・マネージャー2名が運用を担当しているファンドを個人口座で短期売買することで不正に利益をあげたとして摘発。
10/27 バンク・オブ・アメリカ、フリートボストン・フィナンシャルを約470億ドルの株式交換で買収することを発表。
10/15 ニューヨーク連邦準備銀行、現在、国際通貨基金(IMF)の政策企画審査局長を務めるティモシー・ガイトナー氏が新総裁に就任することを発表。
10/13 モルガン・スタンレー、新社長に法人部門ヘッドのS.ニューハウス氏を任命。
10/7 ミューチュアル・ファンド(投資信託)の不正取引の疑いが指摘されているバンク・オブ・アメリカ、社外アドバイザーによるコンプライアンス体制等の見直し、および損害賠償基金の設立を発表。
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