トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 1998年春号
ドイツの第3次資本市場振興法成立
落合 大輔
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
1. 3月6日、ドイツで審議が遅れていた第3次資本市場振興法が成立、4月1日に施行された。89年の第1次、94年の第2次に続き、ドイツの資本市場活性化を目的として制定されたものである。

2. 第3次資本市場振興は、証券取引法、取引所法、投資会社法(投資信託に関する法律)、企業参加法(ベンチャー・キャピタルに関する法律)、などの改正を内容とするものである。その主な内容は、(1)資本市場の利用促進、(2)投資家保護の強化、(3)投資信託の多様化、(4)ベンチャー・キャピタルの促進、の4点である。

3. ドイツでは、これまでも資本市場の活性化を目指してきたが、期待された成果は上げられていなかった。株式市場の規模は小さく、株式は企業の資金調達手段としても、個人投資家の運用手段としても、大きな役割を果たしてこなかった。ドイツの企業に活力をもたらすと同時に、ドイツを欧州の金融センターとするためにも、資本市場の活性化が必要とされたのである。

4. 最近では、変化の兆しも見られるようになっている。株価が上昇していることもあり、97年の売買代金は前年比52%増となった。ドイツ企業が関連したM&A実施額も過去最高を記録し、派生商品取引所での取引高も増加している。

5. 自己株式取得に関する制限の緩和やストック・オプションの導入などを目的とした株式法の改正もまもなく行われる予定である。これら一連の法改正が、活性化しつつあるドイツの資本市場をさらに後押しすることができるか、今後の動向が注目される。

落合 大輔の他の論文を見る    

PDFファイルを表示させるためには、プラグインとしてAdobe Readerが必要です。
お持ちでない方は先にダウンロードしてください。
Adobe Reader ダウンロード


このページの先頭へ
ご利用にあたってユーザーガイド個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.