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資本市場クォータリー 1998年冬号
メリル・リンチによるMAMの買収
落合 大輔
要約
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1. 11月19日、米国の最有力証券会社メリル・リンチが、英国の大手アセット・マネジメント会社であるマーキュリー・アセット・マネジメント(MAM)を買収することを発表した。買収金額は31億ポンド(約6,600億円)。メリル・リンチは世界第6位のアセット・マネジメント会社をグループ内に持つことになる。

2. メリル・リンチのMAM買収の狙いは、90年代以降進めてきたアセット・マネジメント業務の拡充と国際展開の強化をさらに推進することにある。

3. アセット・マネジメント業務では、機関投資家向けに強く、エクイティによる運用を中心とし、欧州での顧客を中心とするマーキュリーを買収することにより、国内リテールに偏ったメリル・リンチの弱点を補完することを狙っている。

4. また、メリル・リンチは、95年に英国のブローカーであるスミス・ニュー・コートを買収してから、スペインやイタリアなどでもブローカーを買収しており、いわゆる「グローバル・ローカル戦略」を推進している。今回の買収は、欧州でのブローカレッジや投資銀行業務にプラスとなろう。

5. 今回の買収が、米国国内のアセット・マネジメント業界に大きな影響を与えるという見方は少ない。マーキュリーの米国でのプレゼンスが決して大きくないためである。むしろ、欧州でのメリル・リンチの躍進にどの程度寄与できるかが注目される。

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