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資本市場クォータリー 1999年春号
転換迫られる金融機関経営
―「金融検査マニュアル」を巡る論議を中心に―
飯村 慎一
要約
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1. 金融監督庁は、今後の金融検査の基本的考え方について「金融検査マニュアル」をとりまとめ、公表した。その基本的考え方は、銀行のみならず、生損保、証券、資産運用会社等の金融機関経営に参考となる点が多い。

2. このマニュアルは、その全ての内容が銀行の自己責任原則に依拠する。従って、マニュアルのいう自己責任原則の考え方を認識しない限り、今後の当局のスタンスをも見誤ることとなる。金融検査の標的は銀行経営陣に向けられたのであり、その自己責任原則のレベルが問われている。

3. 銀行が備えるべき自己責任原則とは自己証明能力である。自行の内部管理態勢に自己証明メカニズムを導入できるかが今後のポイントであり、銀行経営陣の意識改革が求められる。今後、内部管理態勢構築が重要な経営戦略として浮上するのは確実であろう。

4. 金融監督行政の大転換を象徴するこのマニュアルも、銀行界と金融監督庁の意識の違いが埋まらないまま適用することは、短期的には、景気へのマイナス要因ともなりかねない。無闇な混乱を回避し、金融機関経営者に市場規律や自己責任原則をどのように根付かせるかが重要な段階に入った

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