1. 米国では、インターネットを活用しながら株式の新規公開(IPO)などの証券引受業務を展開するオンライン投資銀行が登場している。
2. ウィット・キャピタルは、世界で初めてインターネットを利用した発行会社による株式の直接募集を行ったアンドリュー・クライン氏が設立したオンライン投資銀行である。オンライン・ブローカー20社以上を組織化し、電子メールでIPOに関する情報を送付することで、IPOのプロセスを効率化しようとしている。
3. WRハンブレクトは、ハイテク分野に強い投資銀行として知られるハンブレクト・アンド・クイストの創業者であるウィリアム・ハンブレクト氏が設立したオンライン投資銀行である。機関投資家へのヒアリングに基づくブック・ビルディングではなく、個人を含む投資家による入札で公開価格を決定する「オープンIPO」を実施して話題を呼んでいる。
4. Eオファリングは、オンライン・ブローカー大手のEトレードが設立したオンライン投資銀行である。Eトレードの顧客基盤をフルに活用してIPOビジネスを進めようとしている。
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