トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 1999年冬号
貸付債権流動化・証券化と不良債権処理について
飯村 慎一
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
1. 銀行は、BIS自己資本比率規制対策を誘因として、貸付債権流動化に積極的に取り組んできた。一方、1998年に入って、米国の不良債権処理手法であるバルクセールに注目が集まり、不良債権処理の促進が期待されている。

2. バルクセールの導入は、旧来の流動化手法では困難であった不良債権の最終処理を加速させる他、その基礎概念である派生投資価値(DIV : Derived Investment Value)や適正価格評価手続(Due Diligence)を通じて貸付債権や担保不動産の価格決定に市場性を付与することとなる。旧来の相対型流動化市場から証券化市場への過渡期において、我が国での定着が期待されている。

3. しかし、不良債権処理の観点から証券化を促進していくには困難さがつきまとう。不良債権証券化の成否は資金回収行動の強弱に依るからである。不良債権処理が銀行の資本力に依存せざるを得ない以上、任意売却やリストラ効果を勘案したバランスある運用とともに一層の市場整備が必要であろう。

4. 銀行による証券化への注力には、ポスト不良債権処理における銀行像をみることもできよう。証券化の議論は、不良債権処理の側面から強調されながらも、資本市場のプレイヤーに確実に変化をもたらしつつある。

飯村 慎一の他の論文を見る

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.