トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 2000年秋号
シティグループにみるグローバル金融サービス業の条件
飯村 慎一
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
1. 1998年にシティコープとトラベラーズが合併して誕生したシティグループは、1999年の決算に留まらず、2000年に入っても好業績をあげた結果、合併以降一貫して株価が上昇し、投資家から高い評価を得るに至っている。

2. 好業績の背景として、第一に、シティバンクのグローバル・ネットワークを通じたクロスセリングに一定の成果をみたソロモン・スミス・バーニー(SSB)の躍進があり、第二に、合併当初に指摘されたいくつかの課題を着実にクリアし、業務基盤の強化を図ってきたことを指摘できる。

3. 世界の金融サービス業がますますグローバル化するなかで、スケールとスコープの重要性が増している。シティグループはこの両者を満たすことを目標にし、最強の金融サービス業を作り上げつつあるように見える。

4. だが、グローバル性という強みを梃子にスケール・メリットを享受しているものの、必ずしもスコープ・メリットを追求できてはいない。マス・リテール分野のクロスセリング体制を軸とする経営体制の構築も急がれており、その成否が注目される。

5. 課題は3つある。(1)SSBのボラティリティを安定化させられるか、(2)特にマス・リテール分野でのクロスセリング効果を示せるか、(3)やや見劣りのする資産運用業務や保険業務の一層の強化である。

6. 我が国の銀行業においても、グローバル金融サービス業の動向を視野にいれつつ、まずは、金融大再編の成果を着実に示していく必要があろう。

飯村 慎一の他の論文を見る    

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.