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資本市場クォータリー 2000年秋号
巨大外資系保険会社の日本戦略について
漆畑 春彦
要約
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1. 世界最大の保険グループであるフランスのアクサは、昨年11月に日本団体生命と提携した。今年3月に共同持株会社を設立、日本法人と旧日本団体生命(ニチダン生命保険)をその傘下に収めた。全世界に広がるネットワーク、米国で蓄積した変額、貯蓄性保険の開発・販売などアクサのインフラやノウハウを、旧日本団体が強みを持つ商工会議所・団体保険市場に持ち込むことのシナジーは高いと考えられる。

2. 今年5月、米プルデンシャルは、協栄生命保険の300億円の第三者割当増資を引受け、保険・投信の販売会社を合弁で設立すると発表した。合弁販社には、日本で成功を収めたプルデンシャル日本法人の営業ノウハウが応用される予定である。

3. 昨年11月、米エトナ・国際部門は、平和生命の発行済株式総数の33%を取得、今年2月には公開買付で92.3%まで買い増した。平和生命は4月から「エトナヘイワ生命保険(株)」として再スタートを切ったが、この7月、巨大金融コングロマリットであるオランダINGグループが、エトナの金融サービス・国際部門の買収を決定した。エトナ、INGのノウハウを活かしながら、エトナヘイワは生保、医療・健康保険、年金分野において特色ある営業部門に変わる可能性がある。

4. 外資グループにとって日本での成功は至上命令であり、提携した生保会社のカルチャーと販売組織の刷新には早々にメドをつけなくてはならない。外資と提携した国内生保会社が、本国からの圧力を受けて大きく変身し、国内市場で急成長する可能性は十分にあろう。

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