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資本市場クォータリー 2000年春号
ベンチャー株式市場間競争を考える
大崎 貞和
要約
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東京証券取引所が新興企業向け株式市場「マザーズ」を新たに開設し、既存の株式店頭市場、2000年6月にも発足する大阪証券取引所のナスダック・ジャパン市場との間で三つ巴のベンチャー市場間競争が展開されようとしている。名古屋、札幌、福岡の各証券取引所も、ベンチャー企業育成を目的とする新市場開設を進めている。

相次ぐベンチャー新市場の開設は、間接金融中心の金融構造が支配的であった我が国のベンチャー企業による資金調達の在り方を大きく変えるポテンシャルを秘めている。公開をめざす企業にとっては、市場の選択肢が増える上、会計、法律など実務面での公開サポート体制も充実していくことが期待される。

しかし、我が国では、創業段階からの企業支援を専門的に行い、出資者として経営にも深く関与するベンチャーキャピタルの活動がまだそれほど活発ではない。新市場の開設がすぐに「大公開時代」につながるとは思われない。また、現在の市場間競争が、株式公開が容易になるという側面ばかりを強調していることや公開企業数の増加に注目しすぎている点には疑問が感じられる。

現在の新市場ブームをベンチャー株式市場の真の発展へと定着させるためには、ベンチャー企業の経営者は、株式公開に伴う社会的責任を十分に認識すべきであり、市場運営者は、市場の質の向上に注力しなければならない。また、プロ投資家が起業家に資金を提供するプライベート・エクイティ投資の拡大も重要である。

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