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資本市場クォータリー 2000年春号
新局面を迎える米国の株式市場間競争
─再燃する「市場の分裂」論議─
大崎 貞和,岩谷 賢伸
要約
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1. 米国では、9つのECN(電子証券取引ネットワーク)がナスダック登録銘柄を中心に株式売買注文の獲得をめぐって競争するなど、株式市場間競争が活発化している。こうした中で、複数の市場において取引が行われることで、価格形成の効率性や公正さが損なわれているのではないかという「市場の分裂」論議が再燃している。

2. 「市場の分裂」の深刻さについては議論が分かれているが、様々な制度改革の動きが始まっている。最初の焦点となったのは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場銘柄の一部について取引所集中義務を課す規則390の撤廃である。この規則については、NYSEも撤廃に同意した。

3. 証券取引委員会(SEC)は、NYSE規則390の撤廃を機に市場構造の見直しに着手し、「市場の分裂」への対応策として店内化やペイメント・フォー・オーダー・フローといった取引慣行に対する規制強化から全ての注文や気配を集中する注文板(いわゆるCLOB)の創設に至る6つの選択肢を提示した。

4. 一方、上院銀行委員会では、SECの提案や市場構造の在り方に関する公聴会が開かれ、業界関係者が証言を行った。大手証券会社にはCLOBを支持する声が強い。

5. 2000年4月にはNYSEが報告書を発表し、CLOBへの反対を表明するとともに、証券会社やシステム・ベンダーの注文回送システムが充実してきたことを背景に市場間取引システム(ITS)を廃止する提案を行った。今後、こうした議論が、株式市場構造の大きな見直しにつながる可能性もある。

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