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資本市場クォータリー 2000年冬号
本格化する我が国の株式市場間競争
大崎 貞和
要約
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1. 我が国では、「金融ビッグバン」によって、取引所市場とそれを補完する株式店頭市場の機能分担を前提とする制度が改められた。一方、欧米では、取引所や電子取引システムが、オーダーフロー獲得をめぐって市場間競争を繰り広げている。

2. 欧米における市場間競争の中で、新興ベンチャー企業の獲得は、競争上の重要なポイントとなっている。欧州では、各国証券取引所が、ベンチャー企業向けの新市場を創設し、公開基準や取引仕法などの面で工夫を凝らしている。

3. 我が国においても、1999年2月に発表された東証政策委員会の報告書で新興企業向け市場の創設が検討課題として掲げられたのに続き、6月には、ナスダック・ジャパン構想が発表された。東証の動きは、その後急速に進展し、11月には、新市場「マザーズ」が正式に開設され、2社が上場申請を承認された。

4. 新市場「マザーズ」は、単に従来の一部、二部市場よりも緩やかな上場基準を設定したばかりでなく、一定規模の公募の義務づけや上場企業の地域的な限定の撤廃、手続き面での負担軽減、投資家向け説明会の開催義務づけといったディスクロージャー面での工夫、といった特徴を備えている。

5. 今後、マザーズ、株式店頭市場、ナスダック・ジャパンによる三つ巴のベンチャー株式市場間競争が本格化するものと予想される。現時点では、各市場運営者が公開基準の緩和のみを急いでいるという側面もあり、今後、市場運営者の登録・上場審査への積極的な関与や流動性向上のための工夫などが期待される。

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