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資本市場クォータリー 2001年秋号
米国におけるインフレ連動債についての議論
藤木 宣行
要約
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1. 「インフレ連動債」とは、債券保有者に対して支払われる投資の対価が、「物価上昇率」に連動するように設計された債券のことである。日本にはまだ存在しない金融商品であるが、海外においては20ヶ国で発行実績がある。

2. 2001年8月現在、米国の市場性を有するインフレ連動債(TIPS)の残高は、1,350億1,200万ドル(2001年7月31日時点)となっており、全米国債残高に占める割合は4.7%強と決して高くない。

3. TIPSでは、インフレ率の調整を償還額面の割増といった形で行う。指標としては季節調整前のCPI-Uを採用している。TIPSの利息金額を計算する際には、クーポンに利払い時点のインフレ率に応じて調整された元本を掛け合わせて計算する。

4. インフレのリスクを排除できる点などから、TIPSは年金など一部の投資家に人気がある。しかしながら、米国内の投資家がインフレをそれほど懸念していない状況等もあって、投資家全体で見ると需要が大きいとは言えない状況である。

5. デフレが続く現在、わが国においてインフレ連動債が即座に市場に受け入れられるかどうかは疑問である。しかしながらペイオフ解禁等を控え、国民に対して新しい金融商品の選択肢を提供する等の観点から、長期的な課題として、インフレ連動債の導入を議論することは有意義であろう。

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