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資本市場クォータリー 2001年秋号
正念場を迎える欧州オンライン証券会社
平松 那須加
要約
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1. ドイツやフランスのオンライン証券取引は、1990年代半ば、銀行の証券子会社を中心に普及した。英国には、米国の有力オンライン証券会社が90年後半に導入した。

2. 欧州のオンライン証券会社上位10社の口座数合計は、2000年末現在約260万口座で、4位までをドイツの会社が占めている。とりわけ、ドイツのノイア・マルクトに上場しているコムディレクト、コンソルス、DABバンクの3社が注目されている。

3. 欧州のオンライン証券会社は、「第二の波」と呼ばれる投資家や「マス・アフルエント(大衆富裕層)」を新たなターゲットとして、マルチ・チャネル戦略や取扱商品の拡充を進めている。これは、クリック&モルタル戦略を進めた米国のチャールズ・シュワブや、投資信託の販売等に注力したEトレードの戦略に似ている。

4. 欧州のオンライン証券会社の特徴は、その多くがパン・ヨーロピアン構想を掲げていることである。パン・ヨーロピアン体制の構築においては、(1)ブランド名を統一することと、(2)ITプラットフォームを統合することが重要だと考えられている。

5. 現在、欧州オンライン証券会社は、株式相場の落ち込みの影響で正念場を迎えている。手数料収入の減少に加えて、商品・サービスの拡充やパン・ヨーロピアン構想のコストが重く圧し掛かり、大手3社の2001年上半期決算は赤字に転落した。コスト削減と有力なパートナー獲得が生き残りのポイントとなる。

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