トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 2001年春号
米国商業銀行業界の決算概況(2000年度)
飯村 慎一
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
1. 2000年の米国商業銀行業界は、米国経済の減速を反映して、9年ぶりの減益決算となった。FDIC発表によれば、加盟8,315行の純利益は前年比0.7%減の711.8億ドルとなった。

2. 減益の主要因は非金利収入の伸び率の鈍化と不良債権処理コストの拡大である。しかし、業界全体のROAは1.19%(0.12ポイント減)、ROEも14.07%(1.27ポイント減)へと低下したが、収益性水準、資本力水準そのものは依然高い状態にある。

3. 大手25行の状況をみると、バンク・ワン(前年比114.6%減)、ファースト・ユニオン(同97.1%減)が不良債権処理やリストラクチュアリング費用の増加によって、JPモルガン・チェース(同23.6%減)がプラベート・エクイティ業務における損失計上によって減益幅が大きかったが、業績の悪化は一部銀行に限られている。

4. もっとも、大手銀行のなかには業績を伸ばし続けているところもある。フィフスサード、M&T、BB&Tといった銀行は金融再編を梃子にして成長を続けており、年後半には市場からの評価も高まっている様子がうかがえる

5. 2001年第1四半期では、景気後退局面における米銀の貸出姿勢がより厳格化し、金融当局は景気後退局面における銀行行動に注意を払うようになっている。今年4回目となる4月の利下げを受けて、米銀の貸出姿勢の積極化が期待される。

飯村 慎一の他の論文を見る

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.