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資本市場クォータリー 2002年秋号
「エンロン後」の米国資本市場改革を検証する
淵田 康之,大崎 貞和
要約
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1. 2001年のエンロン事件を契機とし、会計、ディスクロージャー、コーポレート・ガバナンス、証券アナリスト問題、ストックオプション問題、金融機関の利益相反問題など、米国資本市場の様々な側面で問題が表面化している。

2. こうした問題に対して、大統領や議会も重大な関心を示し、積極的な対応策を打ち出しつつある。米国の資本市場は、1930年代以来の本格的な改革の時を迎えている。

3. このような米国の状況について、米国の資本主義の挫折や構造的欠陥が示された、と評するのは適切ではない。資本市場の歴史は、スキャンダルによる市場の危機とそれを克服するための規制強化の試みとの繰り返しなのである。

4. 資本市場を本格的に活用した経験がなく、そのため制度インフラ整備の途上にあるわが国は、今回の米国の経験を、わが国の改革に活かして行く必要があろう。

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