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資本市場クォータリー 2002年秋号
マンハッタンに登場したワシントン・ミューチュアル
飯村 慎一
要約
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1. 2002年7月、西海岸はワシントン州アシアトルに本拠を構える米国最大の貯蓄金融機関ワシントンミューチュアル(WAMU)が、ニューヨークの地場銀行ダイム・バンコープを買収してはじめて東海岸に進出した。

2. WAMUの主要業務は、巨大な米国モーゲージ・オリジネーション市場の約13%のシェアを握る住宅モーゲージ業務であるが、同時に、消費者貸出機能をも併せ持つユニークなリテール・バンキングを展開するに至っている。

3. 最近の営業展開のなかで特筆すべき動きは、ハイテク&ハイタッチを意識した「オカジオ」と呼ばれる店舗展開と不動産モーゲージ市場におけるMBS等債券のブローカー・ディーラー業務への進出であろう。

4. WAMUの好調な業績と積極的な業務展開にも死角がないわけではない。住宅モーゲージ貸付が内包する期限前償還リスクを考慮すれば、今後の市場の動きによっては、市場リスク管理の重要性が浮かび上がってくる。

5. こうした環境のなか、WAMUの東海岸における戦略展開はどこまで成功し失敗するのであろうか、今後の展開が注目される。

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