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資本市場クォータリー 2002年秋号
英国個人向け金融商品市場の問題点
─サンドラー・レビュー"Medium and Long-Term Retail Savings in the UK"のポイント─
林 宏美
要約
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1. 英国財務省の諮問によって、ロイズ保険組合のロン・サンドラー元CEOは、個人投資家の長期貯蓄に関する調査報告書、いわゆるサンドラー・レビューを発表した。

2. 報告書の中で、サンドラー氏は、英国の個人貯蓄マーケットは、金融商品の商品性や手数料体系、税金の取り扱いなどが複雑で(complexity)かつ手数料やパフォーマンスの実態が不透明(opacity)である結果、家計の年間貯蓄不足額は英国全体で270億ポンドに及ぶ、と指摘している。また、貯蓄マーケットが複雑で分かりにくいため、多くの個人投資家は専門の投資アドバイスを求めるが、そのアドバイス自体も、金融商品のプロバイダーがアドバイザーに支払うコミッションの影響を受けて歪んでいる可能性がある、という指摘もされている。

3. サンドラー・レビューでは、貯蓄マーケットの現状を踏まえて様々な提案がなされているが、なかでも簡単で分かりやすい商品(ステークホルダー商品)の導入に関する提案は注目される。この商品では、通常の投資アドバイザーを介する必要もなく、商品の販売前にいくつかの警告を顧客に伝えさえすればよいこととなっている。

4. 投資に対する自己責任の原則が声高に叫ばれているが、そもそも適切な投資判断の材料となる資料が不透明なことは自己責任を問う以前の問題である。個人投資家をとりまく投資環境の部分に焦点があてられ、個人投資家の立場にたった貯蓄マーケットの見直しがなされたことは意義深い。

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