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資本市場クォータリー 2002年春号
日本企業におけるデット・エクイティ・スワップ(債務の株式化)
関 雄太
要約
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1. デット・エクイティ・スワップ(債務の株式化)とは、過剰債務・財務破綻状態にある企業の債務を株式化すること、もしくは債権者が債権による現物出資によって株式を取得することである。

2. わが国では、1999年の産業再生法審議過程や、2001年春頃の「金融と産業の一体的再生」を目指した緊急経済対策、東京地裁による「券面額説」の採用などを経て、デット・エクイティ・スワップのための環境整備がされてきたといえる。現在の市場の関心は、有利子負債残高が大きく構造不況業種に属するような大企業の再建に債務株式化が活用できるか、といった個別問題に移ってきているといえよう。

3. これまでに実質的なデット・エクイティ・スワップを行った企業の例では、株式化される債務以上に多額の債務免除が同時に実施されること、減資が伴うことなどが特徴となっている。

4. デット・エクイティ・スワップを実施しようとしている企業の再建計画に対する評価は、必ずしも積極的なものばかりではない。債務株式化を単なる債務削減の技術ととらえるのではなく、高債務企業のバランスシートを真に継続可能な状態に作り直し、経営革新を行うための一ステップとして活用する視点が重要になっていくと思われる。また、企業再生ファンドの積極的なコミットメントも期待される。

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