トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 2002年冬号
新BIS規制における証券化等の取扱いについて
飯村 慎一
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
1. バーゼル委員会は2001年10月、「証券化」と「プロジェクト・ファイナンス等」の取扱いに関する二つのワーキング・ペーパーを公表した。これにより、既に提案されている論点とともに、新BIS規制の策定は大詰めの段階に入っている。

2. 証券化の取扱いについては、第二次協議案では概念提起に留まっていた内部格付手法について、外部格付を参照したリスク・ウェイトの設定、最低所要自己資本の算出方式等の詳細が示された。しかし、現行BIS規制よりも所要自己資本の積み増しが想定される場合があるとのことから、民間銀行の抵抗感は強い。

3. また、通常のコーポレート・ファイナンスとは異なる貸出形態であるプロジェクト・ファイナンス等への内部格付手法の適用についても提案された。提案内容はやや大雑把なものとなったが、ある特定の資産を返済原資とする金融取引として再定義し、従来型の貸出・証券化とともに、信用リスク・ポートフォリオを全体として規制しようとする新BIS規制の精神が貫かれている。

4. 証券化の取扱いに関する提案に対しては、短期的には証券化市場の発展を阻害しかねないとの批判も首肯し得るが、我が国の証券化市場が中長期的に順調な発展を遂げていくためには、むしろ銀行経営の健全性確保、プロジェクト・ファイナンス等による「貸出玉」の拡大といった課題を解決していくことが重要であろう。

飯村 慎一の他の論文を見る    

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.