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資本市場クォータリー 2003年夏号
コミッション・リキャプチャーとその問題点
大崎 貞和,胡田 聡司
要約
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1. コミッション・リキャプチャーとは、年金基金等が、運用会社を通じた資産運用を行う際、売買の発注先証券会社を予め指定し、指定された証券会社は、運用会社から受け取った手数料の一部を現金で基金等に割り戻すという取引慣行である。米国で広く活用され、最近、わが国でも一部で関心が高まっている。

2. 米国では、1980年代以降普及し、運用ノウハウを蓄積した洗練度の高い大規模な投資家を中心に、年金基金等の約4割がこの種の取引を行っているといわれる。

3. この取引慣行は、運用会社と証券会社の間でソフトダラー取引が広範に行われている中で、基金によるコントロールを強化するといった狙いから広がった。しかし、個々の売買の発注に直接係わらない年金基金等が、執行証券会社を選択することは、最良執行の確保という観点から問題が多い。

4. わが国では、機関投資家取引の手数料が既に相当低下している上、ソフトダラー取引も一般的ではない。こうした中で、最良執行の確保を妨げる恐れのあるコミッション・リキャプチャーを導入することは好ましくない。むしろ、運用会社における発注管理の徹底や、年金基金による監視強化の努力を通じて受託者責任を全うすることが求められる。

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