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資本市場クォータリー 2004年秋号
欧州における金融コングロマリット規制
神山 哲也
要約
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1. 2002年12月、欧州委員会によって金融コングロマリット指令が採択された。これは、業態の異なる金融機関からなる金融コングロマリットを規制し、健全性の確保を図るものである。これを受け、2004年7月、英国FSAは同指令の内容を国内法に取り入れる規則を発表した。

2. 金融コングロマリットとは、銀行/証券と保険の両方を有する金融グループを指し、そのような金融コングロマリットの財務規制について、(1)自己資本の算出に際してダブル・ギアリングおよび過度なレバレッジの禁止、(2)リスクの集中やグループ内取引の監督、(3)内部統制メカニズムおよびリスク管理プロセスを備えること、を規定している。

3. また、第三国に親会社を持つ金融グループについて、当該第三国の規制が欧州の水準を満たさない場合、EU各国の規制当局が直接規制できるとしている。

4. 我が国にとって重要なのは、EU各国の規制当局によって我が国の規制の水準がどのように判断されるかであり、我が国の規制状況に関するEUのガイダンスにおいて、どのような見解が示されるかが注目される。

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