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資本市場クォータリー 2004年夏号
ポスト金融再生
淵田 康之
要約
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1. 主要行の不良債権比率は低下に向かい、わが国銀行システムが正常化しつつある。政府も、2004年度を集中調整期間の仕上げの年と位置づけ、来年度から重点強化期間へと移行すると宣言した。この新たな段階における金融行政の指針として「金融重点強化プログラム」が年末までに策定される予定である。

2. 金融重点強化プログラムのコンセプトとしては、第一にマネーフローの構造改革の推進、第二に銀行・投資サービス・保険のトータルなアプローチ、第三に先進国スタンダードの実現という三つのポイントが重要であろう。

3. マネーフローの構造改革としては、伝統的な相対型貸出を、リスクとコストに見合った合理的なものとすること、銀行がリスクを抱え込むのではなく、これを他にトランスファーしていくこと、そして証券市場の活性化があげられる。

4. 銀行、投資サービス、保険のトータルなアプローチとは、ビッグバンで証券分野で改革が急進展したのに対し、遅れている銀行や保険の分野を含めた整合性のとれた改革を進めることである。証券分野も投資サービス法の成立に向けた取組みが期待される。

5. 先進国スタンダードを実現させるためには、自己資本比率規制の国内基準の見直し、早期是正措置の実効性確保、決済用預金の見直し、可変預金保険料率の導入、個人保証の見直し等が必要である。

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