1. 2005年9月5日、スイスの中堅プライベート・バンクのジュリアス・ベアは、UBSの子会社であるプライベート・バンク3行と資産運用会社GAMの買収を発表した。
2. UBSにとっては、今回売却された子会社が同社の主力ビジネス部門と一線を画した運営が行われていたこと、売却の条件が良かったこと、が売却の背景として挙げられる。
3. ジュリアス・ベアは、今回の買収によって、一躍大手プライベート・バンクの仲間入りを果たすことになる。また、ファンド・オブ・ヘッジファンズ大手のGAMも傘下に収めることとなる。
4. 今後は、UBSとジュリアス・ベアの関係強化も含め、スイスのプライベート・バンキング業界のみならず、欧州全域のプライベート・バンクを巻き込む合従連衡が続くか、注目される。
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