1. 2005年3月29日、金融庁は「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム」を発表した。
2. 従来のアクションプログラムに基づき、各種の施策が実施されてきたところであるが、過去2年、主要行においては不良債権比率の半減目標が実現するなど改革が進展しているのに対し、中小・地域金融機関においては一部に経営改善の遅れも指摘されている。そこで今回、従来のアクションプログラムの実績等の評価を行い、新たなアクションプログラムを策定することが必要とされたのである。
3. 新アクションプログラムの特徴としては、選択と集中による推進、情報開示の推進、目標の策定・開示による規律付け、事業再生と地域再生の重視、外部団体等との連携・外部リソースの活用・協同組織中央機関の強化、利用者の利便性の強調と利用者満足度調査の実施等があげられる。
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