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資本市場クォータリー 2006年秋号
動き始めた中国の対外証券投資
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関根 栄一
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- 2006年4月、銀行及び基金管理会社に対する対外証券投資の解禁と、保険会社に対する対外証券投資枠の拡大が認められた。この海外運用は、QDII(適格国内機関投資家、キューディーと呼ぶ)と認定された中国国内の金融機関に対し、海外の証券投資を認めるものである。銀行及び基金管理会社に2006年9月末までに認可された海外運用枠は既に合計116億ドル(1兆3,700億円相当)に達している。
- QDII制度導入の政策的背景は、中国のマクロ経済上の不均衡の是正と金融機関の収益機会の確保及び強化である。個人金融資産の運用手段の選択肢の拡大も期待される。先行する保険会社の対外証券投資に続き、2006年7月より銀行及び基金管理会社のQDII商品が設定・販売されている。特に、銀行のQDII商品は、銀行に対し、顧客資産の一任勘定による海外運用を認めたものとして注目される。銀行及び基金管理会社のQDII商品に共通する課題としては、運用収益の税制上の不明確な取扱いが挙げられる。
- 今後、信託投資会社や全国社会保障基金といった新たな機関も対外証券投資に参入を予定しており、引続き、中国の対外証券投資の動向が注目される。
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