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資本市場クォータリー 2006年秋号
NYSEグループの経営戦略とNYSEアーカ取引所
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大崎 貞和
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- 2006年3月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とECNの流れを汲むアーキペラゴが統合し、NYSEグループが発足した。アーキペラゴ改めNYSEアーカ取引所は、グループ内の電子取引所という位置づけを与えられ、NYSEのメインボードからは独立した市場として運営されている。
- 効率的な電子取引システムと並ぶNYSEアーカの特色は、NYSEメインボードよりも緩やかな上場基準である。グループ発足後、3社がNYSEアーカに新規上場し、正式上場会社の数は12社となっている。
- NYSEグループは、NYSEアーカを東証マザーズのような新興企業向け市場として発展させ、ナスダックやアメックスに奪われていた新興企業の獲得を図ろうとしている。これは、長年にわたって優良企業だけの市場を標榜してきたNYSEにとっては、歴史的な戦略転換である。
- 一方、NYSEアーカは、会員検査などの自主規制業務を全米証券業協会(NASD)へ委託することで効率化を進めようとしている。日本においても、金融商品取引法施行後は、自主規制法人の設立が可能となるため、取引所による自主規制業務の外部委託が行われる可能性もある。
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