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資本市場クォータリー 2006年秋号
欧州における清算・決済機関を巡る動き
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神山 哲也
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- 欧州では、EU域内で行われるクロスボーダーの証券取引に係るコストの高さが問題視されており、これを是正するべく、欧州委員会や欧州中央銀行(ECB)、更には業界レベルでの取組みが進展している。
- 欧州委員会のチャーリー・マクリービー委員は2006年7月11日、欧州の清算・決済業界が行動規範を策定することを発表した。行動規範には、(1)2006年末までに価格の透明性の向上、(2)2007年6月末までに取引所・清算機関・決済機関の間のインターオペラビリティの実現、(3)2007年末までに清算・決済業務について別個の財務諸表の作成、(4)同じく2007年末までに価格のアンバンドリングの実施、が盛り込まれる。
- 他方、ECBは2006年7月7日、証券決済システム「ターゲット2証券(T2S)」の創設を検討していることを発表した。T2Sは、ECBの預金口座にある資金を用いるユーロ建ての証券取引において、共通のプロセスで単一のプラットフォームを用いた決済を可能とすることが目的とされる。
- ロンドン証券取引所が2007年前半を目処に複数の清算機関を採用することを発表するなど、業界レベルで改革を先取りする動きも出る中、T2Sとの係わりとともに、行動規範が実効性のあるものとなるか、今後が注目される。
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