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資本市場クォータリー 2006年春号
米国の銀行サービスにおける製販分離の現状
沼田 優子
要約
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  1. 米国の金融業界では、商品の「製造」と「販売」の機能分化が進み、「製販分離」が一つのビジネスモデルとして確立しつつある。製販一体型の業者においても、自前の販売チャネルだけに依存するのではなく、販売に強みをもつ業者を有効に活用するケースもみられる。このような傾向は、預金の吸収から貸付までを一体化して行っていた銀行業においても例外ではなく、預金ブローカーや、住宅ローン・ブローカーが活躍するようになっている。


  2. こうした変化の背景の一つには、従来以上に密接なサービスを求める消費者と、巨大化、寡占化による効率的経営を志向する商品製造業者との間に、ずれが生じてきたことがある。両者をつなぐ仲介者として、消費者に金融サービスを提供するプレイヤーの役割が重要となっているのである。


  3. これらの仲介業者は、製造業者と消費者をつなぐ軽装備のアクセス・ポイントとなるのに留まらず、多様な選択肢の提供、中立的な立場からの最適商品の提示、他の商品と融合することによって生まれる新たなサービスの創造等、彼らならではの付加価値も生み出しつつある。


  4. 我が国においても、銀行代理店規制を大幅に緩和する法律が成立し、平成18年4月に施行された。当面は慎重な動きを見せる銀行が多いようであるが、製販分離の実現により、いかなる新サービスが生み出されるのかが、注目されている。

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