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資本市場クォータリー 2006年春号
ブラックロックと資産運用部門を統合するメリル・リンチ
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関 雄太
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- 2006年2月15日、大手資産運用会社のブラックロックとメリル・リンチは、ブラックロックとメリルの資産運用部門(MLIM)を統合すると発表した。メリル・リンチはMLIMの資産と人員を統合会社(ブラックロック)に移管し、代わりにブラックロックの49.8%持分を取得する。新ブラックロックは、運用資産残高1兆ドル弱、米国で5-6位の大手運用会社となる。
- メリル・リンチは、近年、MLIM部門の収益性回復に成功していたものの、預かり資産の伸び悩みに加え、個人顧客部門と資産運用部門との関係再構築が課題となっており、今回の判断に至ったものとみられる。
- 米国の大手金融機関が、ITバブルの崩壊や投信・保険不正問題などの環境変化後、潜在的な利益相反や運用部門と営業・販売部門との関係再構築について真剣な対応を迫られていることが、本件によって改めて示されたといえる。
- 金融のワンストップ・ショッピングというコンセプトは、米国のリテール顧客にとって、同一グループあるいは販売金融機関と同じブランドの商品を一ケ所で買えるという意味ではなくなりつつある。金融機関の事業構造もその影響を受け始めていることは、わが国からも注目されよう。
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