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資本市場クォータリー 2006年夏号
未完の人民元改革 −課題となる対外不均衡の是正−
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関 志雄
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- 近年、外貨準備の急増に象徴されるように、人民元は上昇圧力にさらされている。この状況は、2005年7月21日に人民元が2.1%切り上げられると同時に「管理変動制」に移行してからも、ほとんど変わっていない。
- 国内経済への悪影響の懸念から、中国政府は、人民元の一層の切り上げには依然として慎重である。しかし、当局は為替の安定を維持するために、国際収支の大幅な黒字、ひいては外貨準備の急増を容認せざるを得ない。その結果、貿易相手国との貿易摩擦の激化や、過剰流動性の発生など、それに伴う弊害がすでに顕在化している。
- 対外不均衡を是正し、金融政策の独立性を回復させるためには、本当の意味での「変動相場制」に向けて、当局による介入をできるだけ減らし、為替レートの決定を市場に任せなければならない。その結果として、これまで見られた外貨準備の上昇の代わりに、中長期にわたって人民元がドルに対して上昇傾向を辿ることになるだろう。
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