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資本市場クォータリー 2006年冬号
レフコ事件が提起した問題
関 雄太
要約
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  1. 独立系で先物取引の第一人者だったレフコは、2005年10月、経営トップが関与した不良債権隠しが公になったことをきっかけに、約1週間でチャプター11手続き申請、約1ヶ月で基幹事業の売却に至る破綻のプロセスをたどった。


  2. レフコが、2005年8月に上場したばかりであったこともあり、同社の破綻は多くの顧客やカウンターパーティを混乱に陥れる会計不正事件となり、金融市場関係者に対してさまざまな問題を提起したといえる。


  3. 具体的には、主幹事証券会社の役割と潜在的な利益相反の問題、監査法人の機能、店頭デリバティブ商品取引に対する規制の枠組み、経営トップの不正関与を防ぐ企業統治・内部統制の問題などに焦点が当てられている。エンロン・ワールドコム事件の背後にあった問題点とも、共通点が多い。


  4. 一方で、破綻の引き金になった回収不能債権の処理方法や規模、関与した責任者や動機、具体的な隠蔽の方法などは未だ明らかではなく、今後の調査結果などが注目される。

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