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資本市場クォータリー 2006年冬号
郵便貯金銀行を設立するフランス郵便局
林 宏美
要約
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  1. フランスの銀行等貸付機関・投資会社委員会(CECEI)は2005年11月30日、フランス郵政公社ラ・ポストの100%子会社として、郵便貯金銀行(La Banque Postale)を設立することを認可した。郵便貯金銀行は、2006年1月1日に設立された。


  2. ラ・ポストは既に預金や投資信託、保険商品など、ラ・ポスト・グループの様々な金融商品及びサービスを郵便局のネットワークを活用して提供しており、グループ全体の収益に占める金融サービス部門のシェアは約23%となっている。こうした状況下で、新たに郵便貯金銀行を設立する運びとなった背景には、郵便小切手口座CCPや非課税の貯蓄商品リブレAといった伝統的な預金商品への収益依存度が依然として5割を超えるなど、金融サービ部門内での収益基盤の多様化が進んでいないことが指摘できる。


  3. 住宅ローンを中核に据えることで、顧客との長期的な関係の構築を目指す郵便貯金銀行の特徴としては、全国1万7,000箇所の郵便局ネットワークの活用、ラ・ポストのスタッフの活用、浸透しているラ・ポスト・ブランドの活用を挙げることができる。


  4. もっとも、郵便貯金銀行の設立について、フランス銀行連合(FBF)は、郵便局に依存した販売体制、低所得者向け金融サービスなどに関して明確な規定がなされていないこと、民間銀行の収益圧迫につながりかねないことなどについて、懸念を表明している。


  5. 今回住宅ローンの提供を開始することによって、ラ・ポスト金融サービス部門における収益基盤が多様化するか、今後の展開が注目される。

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