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資本市場クォータリー 2006年冬号
取引所における株式売買仕法の多様化
井上 武
要約
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  1. 注文獲得をめぐる市場間競争が激しさを増す中、欧米の取引所においては、自市場へ取引を誘引するために様々な市場改革やサービスの拡充が続けられている。


  2. 売買仕法の多様化もその一環であり、従来の単一の売買仕法の提供から、銘柄や主要な投資家の特徴に合わせて最適な売買仕法の組み合わせを提供することにより市場全体の流動性の引き上げを図ることが目指されている。


  3. そうした中、オーダードリブン方式とクオートドリブン方式の双方の特長を備えたハイブリッド方式ともいえる売買仕法の導入を試みる取引所も増加している。


  4. 売買仕法のハイブリッド化には、欧州の取引所で見られるようにオーダードリブン方式にマーケットメイカーの仕組みを取り入れた形のものと、マーケットメイク方式の効率性や透明性の問題に対応するためにオーダードリブン方式を活用するという双方向の流れが観察される。


  5. 売買仕法の多様化は市場間競争が激化している欧米の市場において顕著であり、日本を含むアジア太平洋地域の市場では一般的ではない。


  6. 新興企業や中小企業銘柄をめぐって市場間競争が展開されつつある日本市場において、今後、機関投資家など幅広い投資家による取引を促すためには一層の流動性の向上が不可欠であり、欧米の取引所による売買仕法の多様化も参考となろう。

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