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資本市場クォータリー 2007年春号
自治体向けファイナンス業務をグローバルに展開するデクシア
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林 宏美
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- 自治体向けファイナンス業務をグローバルに展開するデクシア・クレディ・ローカル銀行東京支店がわが国の銀行免許を取得し、2006年12月4日業務を開始した。同行は既に本店からわが国の地方債や財投機関債に投資を行ってきたが、免許取得によって自治体向け融資も可能になったことなどから、今後わが国での投融資を積極化すると見られ、その動きに注目が集まっている。
- デクシア・グループの起源は、フランスで地方自治体向け融資業務に特化していた公的金融機関CAECLが民営化して誕生したクレディ・ロカール・ド・フランス(CLF)にある。デクシアの歴史は、CLFとベルギーのクレディ・コミュナル・ベルジック(CCB)が提携した1996年まで遡る。
- デクシアは、自治体向けファイナンス業務などをグローバルに展開する一方で、リテール金融業務ではベルギー、フランスといった自国市場を中心とした欧州の限定的な地域にとどまるなど、2つの中核業務に関して対照的な取組みを行っている。
- 中核業務の一つである自治体向けファイナンス業務は、その海外展開の方法として、1)進出先国の大手リテール金融機関と共同でパブリック・ファイナンス専門の合弁会社を設立する方法、2)買収によって、専門業務に特化した会社を傘下に入れる方法、3)地方自治体向けの銀行を直接運営する方法、という大きく3つの方法を使い分けている。
- 今後は、2つの中核業務の相乗効果をより高めることによって、地方公的セクターによるワンストップ・ショッピングを可能とする金融機関としての魅力をさらに高めていこうとしている。わが国での展開も含めたデクシア・グループの動向が注目される。
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