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資本市場クォータリー 2007年春号
ブラックストーンによるエクイティ・オフィス買収とREITの非公開化
関 雄太
要約
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  1. 米国最大のオフィスビルREITエクイティ・オフィス・プロパティーズ(EOP)は、2006年11月19日、ブラックストーン・グループに承継債務も含め総額約360億ドルで買収されることで合意したと発表した。その後、他の投資家連合から対抗提案も出されたが、最終的にはブラックストーンが買収合戦に勝利し、2007年2月7日に買収が正式に承認された(買収総額は390億ドルまで引き上げられた)。
  2. 米国REIT市場では、2005年頃から推定純資産価値を下回る株価評価しか得られていないREITに対し、非公開化を提案する私募不動産ファンドが増えている。中期的な成長を実現できていなかったEOPは、オフィスREITの非公開化を連続的に手がけていたブラックストーンに買収されることになったが、更なるM&A取引への期待から米国REITの株価は2006年後半も好調に推移した。
  3. 史上最大のバイアウト案件でもあるEOPの買収は、負債レバレッジを高めることによるエクイティリターンの極大化をモチベーションとしているが、バイアウト取引に対する豊富なデット資金の供給と大手金融機関の積極的なサポートがこの巨大M&Aを実現させた背景といえる。
  4. M&Aと非公開化の増加を背景に、米国REITの企業価値あるいはガバナンスに関する議論が活発化している。J-REITおよび私募不動産ファンドの市場規模が拡大している日本でも、こうした議論が注目を集める可能性がある。

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