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資本市場クォータリー 2007年夏号
空売り価格規制の撤廃を決めたSEC
関 雄太
要約
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  1. 2007年6月13日、米国SEC(証券取引委員会)は、証券取引所法規則10a-1とその他の空売り価格規制を撤廃する決定を採択し、通称アップティック・ルールがおよそ70年ぶりに廃止されることが決まった。
  2. 今回の決定は、90年代後半からSECが進めてきた空売り規制の現代化に関する取組みの中でも最も注目すべき改革となる。価格規制の撤廃に向けた議論を進める中で、SECは取引所、証券会社を巻き込んで、約1000銘柄の規制を一時撤廃するという実験(パイロット)を行い、その定量的な分析結果を活用して合意形成を図っていった。
  3. 一連の規制改革においては、行為としての空売りを害悪視する発想はあまり見られず、空売り価格規制は情報技術が今ほど発達していない時代にやむを得ず作られたものにすぎない、相場操縦や詐欺的行為は別の市場監視手段によって規制していこう、という考え方が強く見られる。また空売りが幅広い伝統的な機関投資家、ヘッジファンドなどに活用されている実態にも配慮したものと考えられる。
  4. 1997年から2002年にかけて空売り規制を強化した日本も、米国の空売り価格規制に関する改革論議を参考にしていくべきである。

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