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資本市場クォータリー 2007年夏号
米国地方債ファンド市場の現状
−民間資金を引き付ける市場インフラとしての可能性−
沼田 優子、三宅 裕樹
要約
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  1. 米国では、投資信託を介した地方債保有が進んでいる。個人投資家による直接の保有に次ぐ第二の地方債保有者が投資信託であり、その地方債保有額は8,369億ドル、地方債発行残高全体に占める割合は33.9%にのぼる(2007年3月末時点)。
  2. 投資信託による地方債の保有において大きな役割を果たしているのは地方債ファンドである。地方債ファンドは、免税のメリットの大きさを魅力とする単一州地方債型ファンド(State Municipal Bond Fund)と、全米の地方債を投資対象として幅広い分散投資を行う複数州地方債型ファンド(National Municipal Bond Fund)に分けられる。両ファンドの純資産残高は、前者が1,563.9億ドル、後者が2,111.2億ドルとなっている(2006年末時点)。
  3. 地方債ファンドの運用会社ランキングの第一位はフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton Investments)である。また、同ランキングには、地方債ファンド運用第五位のヌヴィーン(Nuveen)や、地域密着型の運用を掲げるアクイラ(Aquila)など、地方債ファンドに注力する運用会社も存在する。
  4. 近年の地方債ファンド市場では、昨今利回りが上昇しているハイ・イールド地方債ファンドの純資産残高の伸びが目立つ。ハイ・イールド地方債ファンドの運用割合が大きいゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)やオッペンハイマー(OppenheimerFunds)は、これにより運用する地方債ファンドの純資産残高を伸ばしている。
  5. わが国においては、財政投融資制度改革などの流れの中で、地方債に民間資金を引き付ける必要性は今後高まることが予想される。そうした中で、専門知識を反映したリスク分析に基づく分散投資を容易とする地方債ファンドの潜在的な可能性は高いものがあるだろう。

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