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資本市場クォータリー 2007年冬号
米国バイアウト・ファンドの興隆と変貌
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岩谷 賢伸
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- 近年、企業買収に投資するプライベート・エクイティ・ファンド(以下バイアウト・ファンド)の投資が活発になるとともに、年金基金等機関投資家から大量の資金がバイアウト・ファンドに流入している。2006年は、全世界で前年比倍以上の7,098億ドルに上るバイアウトが実施され、11月末までに過去最高の1,288億ドルの資金が米国のバイアウト・ファンドに流入した。
- 米国のバイアウト・ファンドは、1980年代から現在に至るまで、レバレッジの活用、企業価値の鞘取り、業務・組織改善、成長投資、M&Aなど様々な価値創造手法を、時代の変化に合わせて用いてきた。ここ数年は、規模・業界・地域の全ての面で投資先を拡大し、投資の時点でより条件の良い案件を獲得することに力点を移す傾向がある。
- プライベート・エクイティ・ファームは、運用資産の拡大や案件の増加を背景に機関化してきている。また、他業種からの新規参入を含む市場参加者の増加によりバイアウト業界の競争は激しさを増している。著名なファンドといえども、従来と同様の高いリターンを出し続けるのが困難になってきており、他のファンドとどのように差別化するかが生き残りの鍵となる。
- バイアウト・ファンドは、近年資本市場での存在感を増している。大型の公開企業が非公開化を行う際の資金の提供者となったり、公開市場で株価がディスカウントされている企業の隠れていた価値を顕在化させたりといった重要な役割を果たし始めている。
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