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資本市場クォータリー 2008年秋号
さらなる再編に向けて動く中国証券業界
神宮 健
要約
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  1. 中国の証券業界は、業績が株式相場に大きく左右されることから、「天にまかせて生活する」と揶揄されてきた。実際、2007年の証券会社の業績は好調であったが、株式市場が調整した2008年前半には業績が悪化している。
  2. 業界全体の収益構造を見ると、ブローカレッジ、トレーディング業務の割合が大きく、株式相場の影響を受けやすいことがわかる。同時に、上位証券会社に市場シェアが集中してきており、また、上位会社では引受業務やアセットマネジメント業務の割合も増えていることから、2008年は上位会社と下位会社の業績に差が出ている。
  3. 今後は、業界全体として収益構造の変換・多様化により、収益を安定化させる必要がある。具体的には、既存業務の拡大に加えて、新たな業務の導入がある。この点では、新業務の導入を認可する監督当局の動きが重要である。
  4. 当局は、強い会社をより強くし、弱い会社を淘汰していく従来の方針を変えていない。最近発表した政策は、さらなる証券会社の再編を促し、リスクのある証券会社を退出させる措置を完備し、証券会社の分類管理をさらに細分化するものである。
  5. 一方、証券業界の実際の勢力図を見ると、整理再編期を経ていくつかのグループが形成されている。今後も、最近の政策を受けて業界再編はさらに進むと予想される。
  6. 対外開放を見ると、最近になり外資系合弁会社設立が再開し、既存の外資系合弁証券会社に対しても制限付きながらA株ブローカレッジ業務が認められた。但し、外資への開放のペースは、政治要因に影響される可能性がある。
  7. さらなる業界再編をにらむ当局の姿勢は明白である。今年の株式市場の低迷の結果、好調な相場の下で隠れていた問題も明らかになった。2008年の証券業界は厳しい状況にあるが、逆に、粗放的な経営を改め、業界再編を進めるきっかけとなるものと思われる。

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