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資本市場クォータリー 2008年秋号
販売力強化が課題の中国の外資系保険会社
関根 栄一
要約
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  1. 2007年の中国の保険料収入は、損害保険(財産保険)が1,998億元(約3.1兆円)、生命保険(人身保険)が5,038億元(約7.8兆円)、合計で7,036億元(約10.9兆円)と、過去最高の水準となった。2007年末時点の保険会社の総資産は2.9兆元(約45兆円)で、やはり過去最高の水準を記録した。
  2. 中国の保険市場では、損害保険、生命保険ともに、三大保険グループが保険料収入全体の6割から7割のシェアを押さえている。外資系損害保険会社のシェアは1.1%、外資系生命保険会社のシェアは4.8%となっている(いずれも2008年1−6月)。中国ではWTO(世界貿易機関)加盟を経て、外資系損害保険会社では全額出資の現地法人の設立が可能となっているが、資本効率が高まる半面、認可のハードルは低くない。外資系生命保険会社では合弁会社の設立が可能となっているが、黒字転換が課題となっている。販売力強化が外資系保険会社の共通の課題である。
  3. 損害保険の商品別販売シェアは、全体では自動車保険が7割、企業財産保険が1割、うち外資系では貨物保険が約31%、企業財産保険が約26%、賠償責任保険が25%前後となっている。生命保険の商品別販売シェアは、業界全体、外資系ともに、貯蓄性商品が中心となっている。販売方法としては、直販よりも間接販売の比率が高く、銀行窓販が中心である。
  4. 中国の保険業界の運用資産は、2007年末には2兆6,722億元(約41兆円)と前年末比で1.5倍となった。運用資産の内訳は、多い順に、債券が1兆1,753億元(44%)、銀行預金が6,516億元(24.4%)、株式が4,716億元(17.7%)、証券投資信託が2,530億元(9.5%)となっている。保険資産の運用に関する収益率は、2006年の5.8%から2007年には12.17%に上昇したが、株安や国内での大地震による保険金支払い金額の増加などを考えると、2008年は保険総資産の伸びが鈍化する懸念がある。引続き中国の保険業界の動向が注目される。

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