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資本市場クォータリー 2008年春号
サブプライム問題と金融保証保険をめぐる動き
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三宅 裕樹
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- サブプライム・ローン問題が深刻化する中で、金融保証保険(モノライン)会社の信用不安が金融市場の懸念材料となっている。
- 2007年秋以降、金融保証保険会社が保証対象としていた証券化商品のデフォルト・リスクが高まるにつれ、格付機関は金融保証保険会社の信用力を見直し始めた。その結果、2008年1月に、大手金融保証保険会社としては初めて、アムバックの格付けが、フィッチによりAAA格からAA格に引き下げられた。その後、FGICなど多くの金融保証保険会社が格下げ、あるいは格付け見通しの引き下げを受けることとなった。
- 金融保証保険会社の信用力低下により、地方債市場では、発行コストの上昇や、オークション・レート債市場における入札不調など、混乱が生じている。
- また、証券化商品の信用リスクをヘッジする手段として、金融保証保険会社とCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)契約を結んでいた大手金融機関の中には、金融保証保険会社の格下げや、カウンターパーティー・リスクの上昇により、新たな評価損失に直面するところも出てきている。
- 金融保証保険会社が資金調達を進めたことなどから、格下げの動きはいったん落ち着きをみせているが、不安は払拭されておらず、今後の動向も注目される。また、金融保証保険会社の信用力低下による混乱は、米国の保険・地方債市場の制度改革論議に影響を与える可能性が高い。
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