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資本市場クォータリー 2008年春号
アジア・プライベート・エクイティ投資を活発化する米国機関投資家
岩谷 賢伸
要約
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  1. アジア経済の成長・成熟によってPE投資の機会が増え、欧米のPEファームがアジア強化を推進していることなどを背景に、近年、米国の財団・大学、年金基金などの機関投資家が、アジアPE市場の将来性を高く評価し、積極的に投資を始めている。その結果、アジアPE市場の運用資産総額は、2007年末に1,907億ドルに増加した。
  2. アジアPEは、投資家のPE資産の内、まだ1割に満たない場合がほとんどだが、カルパースのように中期的に15%位まで高めたいとする投資家もいる。
  3. インドや中国など、成長企業の多い地域のPE投資では、現地のVCファンド、グロース・キャピタル・ファンドが投資家に選好され、韓国、台湾、オーストラリア、シンガポールなど、成熟企業の多い地域のPE投資では、当該地域でバイアウトを実施する、欧米系の汎アジア・ファンドが選好されることが多い。
  4. アジアPE投資のマネージャー選択においては、過去の運用成績よりも、(1)投資戦略や投資候補先の有望性、(2)マネージャーの質、(3)マネージャーが現地で持っているネットワークなどがより重視される傾向がある。
  5. アジアPE投資には、マネージャーの経験の浅さに起因する投資の失敗、投資先の支配権確保の難しさ、PE投資の障害となる規制、各国政府の対応の不安定性、ファンドへの反発感情、良い人材の離職率の高さなど、様々なリスク要因がある。
  6. 今後、アジアPE投資に取り組む投資家は、マネージャー選択において、欧米のPEファンドを審査する時以上に、徹底した情報収集を行い、慎重な判断を下すべきである。それが出来ない場合は、アジアPE市場に精通したマネージャーによるアジアPEファンド・オブ・ファンズへの投資から始めるというのも一つの選択肢であろう。

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