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資本市場クォータリー 2009年春号
米国個人生命保険市場の現状と今後
−安心を提供する商品と販売チャネルの進化−
宮本 佐知子
要約
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  1. 米国は世界最大の生命保険市場である。しかしその市場規模のみならず商品の多様性や様々なチャネル構成、そしてその発展経緯等から、米国生命保険市場はわが国の保険業界にとっては示唆に富む。また、金融危機下での安全や保障ニーズの高まりや、高齢化によるニーズの変化は、金融産業の業態に関わりなく重要な課題であろう。
  2. 個人生命保険商品は、かつては終身保険が大半を占めていた。商品の多様化が進んだ近年では、保険商品はファイナンシャル・プランニングの一手段として捉えられ、ユニバーサル保険を中心に様々な商品へニーズが分散していることが特徴である。
  3. 販売チャネルは、かつては専属エージェントが中心だったが、現在では独立エージェントが最大チャネルである。商品が多様化するにつれて、専属エージェントの大口志向化や生命保険会社でのコスト削減の動きが強まり、販売チャネルの多様化も進展した。生命保険会社のディストリビューターへの対応にも変化が見られている。
  4. 今後の戦略上、生命保険会社が重視しているのがベビーブーマー参入で厚みを増す高齢者市場である。高齢化の進展に対応する商品としては一般に、年金保険が主力と目されてきたが、実は生命保険でも商機にしようとする動きが見られている。特に、(1)ベビーブーマーが退職期に近づくにつれて、中長期的な資産形成から資産蓄積・流動性確保にも関心を移し始めていること、(2)ベビーブーマーの高齢化で比較的裕福な退職者層が厚みを増し、資産保全・移転も含めた幅広い金融サービスへの関心も高まっていることの二点に注目しており、生命保険商品の有用性をアピールしようとしている。
  5. 単に商品を提供・販売する卸売り的な役割から、コストをかけて専門的知識を持ったアドバイザーチームが支援する体制まで存在するという多様性は、日本の保険業界にとっても参考になると思われる。

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