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資本市場クォータリー 2009年春号
G20における金融規制改革の議論
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井上 武
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- 2009年4月2日にロンドンで開催されたG20金融サミットは、大規模なデモなどの混乱をもたらしたものの、参加国の間での議論は当初予想された混乱もなく、2日午後に閉会し、合意に達した共同コミュニケを発表した。
- 最終的にまとめられたコミュニケは、(1)経済対策、(2)金融規制の強化、(3)国際金融機関の改革と機能強化、(4)保護主義への対応、(5)新興向けの対策、5つについて新たな対応を求めるものとなり、それぞれの国の主張がある程度反映されるものとなった。
- 金融規制の強化については、コミュニケでも重要性が高い問題として取り扱われ、詳細を説明する付属資料も添付された。
- 合意された主なポイントは、(1)金融安定化フォーラム(FSF)を金融安定化理事会(FSB)に改組し機能強化、(2)国際的な金融監督や危機管理の強調についての確認、(3)自己資本規制等の健全性規制の強化、(4)ヘッジ・ファンドなど金融システム上重要な機関の監督について、(5)報酬制度の監督について、(6)タックス・ヘイブンに対する規制強化、(7)会計基準について、(8)格付機関の監督強化について、の8点である。
- 具体的な内容が明らかでないものも多く、2009年9月に予定されている次回のG20金融サミットに向けて詳細が詰められていくこととなる。
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