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資本市場クォータリー 2009年春号
IOSCO(証券監督者国際機構)による空売り規制の アプローチ
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関 雄太
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- IOSCO(証券監督者国際機構)のテクニカルコミッティーは、2009年3月23日に、今後の空売り規制の原則とアプローチを提言するコンサルテーションペーパーを公表した。金融危機に直面した市場環境下で、空売りが及ぼす影響と懸念について議論してきたタスクフォースの結果である。
- 本ペーパーでは、市場の秩序と安定性の維持(フェイルした取引の厳格な統制など)、タイムリーな報告制度、効果的なコンプライアンスと執行、ヘッジやマーケット・メイキングに対する柔軟な規制の4つの原則が示された。
- 空売り規制の主要な意義として、ネイキッド・ショート(証券の裏付けのない空売り)がもたらす決済システムの不安定化を防ぐことがあげられた。他にも、金融危機下でまとめられた提言にしては、証券会社、ヘッジファンド等の取引行為に制約を与える内容となっていない点は注目されよう。
- 空売り規制の再改革に動き出した米国をはじめ、今後、各国において、この提言内容を踏まえてどのような空売り規制改革が行われていくのかが注目される。
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