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資本市場クォータリー 2009年春号
2008年の中国証券市場の回顧と2009年の
証券市場政策
神宮 健
要約
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  1. 2008年の中国の証券市場は、株価の大幅な下落と株価下落への対応に特徴づけられる。株価対策の多くは市場の株式需給に対するもので、大株主による株式買増しや企業による自社株買いへの支持等であった。但し、一連の株価対策のみでは、株価下落に歯止めはかからなかった。
  2. 当局が市場対策に注力せざるを得なかったこともあり、新商品の導入等の市場革新(イノベーション)や資本市場の多層化の動きは鈍かった。信用取引、株価指数先物とも導入には至らなかった。
  3. 証券会社の業績は2008年に大きく悪化した。証券会社にとって、収益構造の変換による収益安定化は喫緊の課題である。一方、当局は、強い証券会社をより強くし、弱い証券会社は淘汰する方針を堅持している。証券業界は、早晩さらなる再編に向かうと見られる。
  4. 上場会社については、多発するインサイダー取引等の違法行為を防止する政策が打たれた。一方、2007年に導入された新会計基準の導入の結果、上場会社の会計報告はより国際基準に近づいた。
  5. 債券市場を見ると、2008年は、企業部門の債券市場における資金調達が増加したことが注目される。金融緩和期待、社債発行の本格化と中期手形発行の再開等が背景にある。
  6. 2009年の証券市場政策は、市場インフラの整備に加え市場安定を重視している。過去2年間の一方的な上昇・下落相場の経験により市場の未熟さが露呈したことに対する反省であろう。2008年中に問題となった新株発行制度の手直しも課題である。また、証券市場が、中小企業金融の面から景気対策に貢献することも期待されている。そうした中で、先送りになっている新商品・革新の導入についても、時期を見て動きが出てくるものと思われる。

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