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野村資本市場クォータリー 2010年秋号
バーゼル委員会とFSBの今後の取り組み
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小立 敬、磯部 昌吾
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- 2010年11月11、12日に開催されるG20ソウル・サミットを前に、10月19日にバーゼル委員会がソウルで会合を開催し、その翌日には金融安定理事会(FSB)が同地で会合を開催した。
- バーゼル委員会はプレスリリースで、バーゼルIIIの最終化に向けた作業を行ったと述べ、バーゼルIIIの策定が最終的な局面に入ったことを窺わせた。2010年末までに、自己資本、流動性規制について詳細な規則文書を公表するほか、いわゆるゴーンコンサーンのコンティンジェント・キャピタルの提案を確定させることなどの方針を表明した。
- また、バーゼル委員会は、金融危機への対応に関する報告書を策定し、これまでに検討してきた包括的な規制改革の取り組みを整理するとともに、バーゼル委員会の今後の方針として、タイムリーかつ十分な規制の適用と厳格な監督をフォローアップしていく姿勢を明らかにした。
- 一方、FSBは会合において、G20ソウル・サミットを前に金融規制改革の主要な項目を話し合った模様である。(1)バーゼル委員会によるグローバルな銀行の自己資本、流動性規制の支持、(2)SIFIsへの対処の枠組みの合意、(3)金融監督の強度と実効性に関する勧告の承認、(4)OTCデリバティブのCCPと取引報告に関する勧告の承認、(5)格付機関が発行する格付けへの依存を引き下げる原則の承認を行ったことを明らかにした。
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